【ネタばれあり】今更だけど、「私の人(もの)」の意味

この1か月間?まだ夏休みも終わっていないころでしたが、なんかまとめてドラマをみるのが習慣の私は、なんといっぱい見た気がします。寝不足やら準徹夜なんてこともしばしば。おかげでいろんなストーリー、キャラ、俳優さんがごちゃごちゃになってきています。でも、やっぱりやめられない!

 

「恋がヘタでも生きていきます」(再)

「そろばん侍」

「今週末、妻が浮気します」韓流

「麗ー花萌ゆる8人の皇子たちー」(再)韓流 ★

「アテンションLOVE」台湾(見途中)

「未生ーミセンー」韓流(見途中)

「輝くか、狂うか」韓流 ★

「ステキな片思い」(再)韓流 Webドラマ 

「はぴまり」(再)Amazon Original ★

「ラストチャンスー再生請負人ー」

「高嶺の花」(後最終回のみ、かつ間少しスキップ)

「アイドゥ・アイドゥ」韓流(見途中)

「Unforgettable2」米国ドラマ(見途中)

 

これ以外にも、今NHKの朝ドラ「半分、青い」もオンタイムで珍しく毎日見ていたりします。見だすと、先が気になるように作られていて、止められず、準徹も・・・。見途中がこんなにも同時にあると、忘れてしまうんじゃないかと自分でも心配になります。過去に見終わったはずなのに、何かがきっかけでまた見てしまう・・・という(再)もこわい・・・。

 

ツンデレのラブコメが一番好きですが、推理もの、ビジネスものなど、現代、時代劇、問わず、怖いもの以外は結構見ちゃいます。ずっと甘いのも甘ったるくなるし、頭をフル回転させ続けるのも疲れるので、気分転換替わりにあちこちと・・・。

 

で、すごーく気になったのが

「私の人(もの)」

というセリフ。★の中にでてきているのです。他にもでてきたかもしれないけど、ものすごーく意味深にがっつりでているだけで、この3本。偶然とはいえ、頻度の高いセリフなの?とちょっと考えてみました。

 

このセリフ、当たり前といえば当たり前ですが、必ず男性が女性に対して発します。翻訳だと「人」や「女」と書いてルビで「もの」と書いたり、「私の女」と言い直したりします。まだ相思相愛になる前、自分以外の男性と揺れている時など、意中の相手への強いアピールの形として。胸キュン大好き派としては、きゅん!となるのですが、冷静になると、いろいろと考えちゃいます。

 

こんなセリフ、今どき使うのかなぁ?口が裂けても言わなさそう・・・。

言っている本人は、めっちゃ照れ臭いだろうな・・・。うちのダンナは言わないな。

どうしてこんな照れ臭いことをわざわざ言わなくてはならなかったのだろう?他にないの?

ドラマ制作側の胸キュン#1、かつ安易な表現方法だったりして?

自分だけを見てくれているという意味ではいいけど、モノ扱いされてるとも思える。

束縛するための常套句?冬彦さんか?

亭主関白&良妻賢母街道の始まりか?

 

じゃあ、実際にこのセリフが使われたドラマで、その後どうなったかというと、3編とも結ばれ、はっぴぃえんどです。あ、一部、相思相愛だけど早く死んでしまったり、相思相愛だからこそ別な道を歩いてお互いを尊重しましょう、みたいなのはありますが。つまり、このセリフで意中の女性を釣る(なんてちょっと下品な表現ですみません)には成功率100%の常套句なのかもしれません。ならば、これをもっとこの世の中でも乱用(ってそれも失礼ですが)した方がうまく収まるのでしょうが、あまり現実的ではないように思う。なぜか?

 

やっぱり、男性側に照れという精神的な負担がかかるため、そう簡単に言えるものではない

とはいえ、言い方やシチュエーションによっては「所有物」の意味も含ませられるので、上から目線で偉ぶることができる

結婚とは対等な関係である、ことを是とするカップルにとっては、この上下関係に値する表現で落とすことはできない

「私の人になってください」になると、かなり下からになり、威厳が感じられない

 

ん?威厳?男性側が常に大事とするプライドのことか?メンツとか?確かに、ドラマの中でこのセリフを発したその瞬間はオレ様的な態度で迫っている時が多いかも。やはり、威厳の象徴なのかもしれない。現実的でないのは、草食男子とかゆとり世代、さとり世代、専業主婦なんて死語、共働き当たり前に象徴されるような男性のやさしさが強調される時代になってきたから、女性進出も当たり前のこの時代にこんな威厳を象徴するだけの言葉なんて現実的ではないということか。

 

そういえば、昔は「黙ってオレについてこい」みたいなのに憧れた。結構気が強くて、帰国子女の私が「黙って」いられるはずは絶対ないのに、なぜかオレ様的な恋愛に憧れたし、それがプロポーズだといいと思い描いたことも何度あったか。いわば昭和的な表現なのかもしれない。今は、「私の人」とドラマ上で使うけど(今どき「黙ってオレについてこい」というセリフは聞いたことがないぞ)、要は時代、時代で表現のされ方の違いがあるだけで、やはりこの「男の威厳」を強調したいセリフなのかもしれない。

 

でもね、このセリフがあるとかないとかに関係なく、ひとつだけわかってしまったことがある。そんなこと当たり前じゃん、とか今頃気が付いたの?とか言われてもおかしくないんだけど・・・

 

結婚という恋愛の次のステージに昇格?移動?するためには、男性側の覚悟が必然的

 

フィクション、ノンフィクションに関係なく、これは真実だと思う。真理に近いかも。男性が「この人とでなければ結婚しない、したくない」と心底、気持ち120%思わない限り、どんなに女性側が望んでも、切望しても、命をかけても結婚や結婚生活は成就しないのです。まあ、実際に統計をとったりアンケートで調べたわけではないのですが、ドラマの展開や実話を総合的にみると、やはりこれは共通して言えるのではないかと思います。

 

(女性の社会進出とか女性の人権尊重!とかいう活動家や思想家ではありませんが)やっぱり、結婚においては、女性は男性に「この人」と思われなくてはならないのでしょう。女性が強いとか弱いとか受け身とかではなく、70億ともいわれる人間がこの地球上に存在している中で、男性は「この人でなくてはならない!」と思った相手としか興味がないし、結婚しないのではないかと思うのです。

 

その表れが「私の人」だったり「黙ってオレについてこい」だったりするのでは?と思うこの頃なのです。つまり、現実社会においてはなかなかでてこないこの言葉ですが、もし男性にこれを言わせたら、勝ち!なんですよ、相手が好きだったらね。嫌いだったら、ストーカーですから、不幸の始まりなんです。そう!ストーカーですよ。女性のストーカーより、断然男性の方が多いのは、DNA上に埋め込まれた性差格差のひとつかも。そういう思い込み、勘違い(に等しい)に支配されてしまったり、異常すぎる行動に発展しすぎた故。支配欲みたいな。

 

男女平等と言われる現代社会において、そんな一方的な思い込みもいかがなものかと思いますが、でもやっぱりそれがうまくことを進めることにつながるのであれば、それはそうなんでしょう、としか言いようがない。そういう成り行きみたいにゆだねるしかないのかも。

 

でも、やっぱりダンナにそう言ってもらってほしかったかもな~

 

(勝手な自論の展開です。裏付けも参考もまったくしていません。私の勝手な思い込みであることをご承知おきください)